映画「ドクターストレンジ」ネタバレ - 萌えマントと次世代魔術師!

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)14作目、フェイズ3に突入して2作目となる今回は魔術師のヒーロー!
 
ドクターストレンジ(2016)

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監督:スコット・デリクソン
出演:ベネディクト・カンバーバッチ/レイチェル・マクアダムス/マッツ・ミケルセン/ティルダ・スウィントン/キウェテル・イジョフォー/ベネディクト・ウォン 他
 
★★★★☆(3.9)
 

あらすじ

 
傲慢だが腕だけはピカイチの天才外科医ドクターストレンジ。名声を高く保つための手術ばかりを選んで人命を助け続けていた。ある日パーティーへ向かう途中、大事故を起こしてしまい、目が覚めると手の神経がほとんど戻らない状態で外科医生命の破綻を余儀なくされる。ある日下半身付随から歩けるようになったという男の話を聞き「師」に会いにカマータージへ向かう...。
 

ストーリーとネタバレ

 
天才外科医として数々の難手術をこなし、ドクターパーマーとは同僚として良い関係を築いていた。
一瞬のよそ見から大事故を起こしたストレンジは全ての手の神経を失ってしまう。目を覚ました彼が見たのは11本のピンにつなぎ止められた自由を失った自らの手だった。7回もの手術を重ねるも快方には向かわず、「下半身付随だったが現在は歩けるようになった」との話を聞き、噂の男を尋ねると「カマータージへ行け」という。
そこで出会ったのが最高の師と呼ばれるエンシェントワン、その忠実な弟子のモルド、蔵書室を守るウォンだった。神秘の力など信じなかったストレンジだが、未知の世界を見せられ、弟子入りをする。始めはうまくいかなかったストレンジも見る見る力を習得し、魔術師としての力を得る。彼は禁断の儀式の呪文を読み解くことができ、アガモットの目という首飾りの力を引き出し、時間を操ることが出来た。
 
エンシェントワンのかつての弟子カエシリウスが闇の力を力を用いてダークディメンション(暗黒次元)へ世界もろともひきずりこみ、永遠の命を得ようと画策していることを知り、モルドたちと止めに向かう。意思をもつマントに道を記され、劣勢になったところにエンシェントワンが助けにくるが、彼女が暗黒世界の力を得ていることがモルドにバレてしまう。エンシェントワンはカエシリウスの一撃で致命傷を負い、ストレンジに「人のためにあれ」との言葉を残し亡くなる。彼女は闇の力を広めないがために、大きな大義を守るため掟を破り、暗黒世界の力を得ていたのだ。ストレンジは大義を捨て、自らの手を元通りに治し生活することを選ぶことも出来たが、魔術師の力を使い大義を全うすることを選択する。
香港での最後の戦いでストレンジは禁忌を冒しタイムストーンを操ることで優勢に持ち込むが、倒すべきはカエシリウスではないと気づくと暗黒世界のドゥマムゥに取引を持ちかける。調子に乗るなと一撃で倒されるが、タイムストーンを使い何度でも取引を持ちかける場面に戻り、ついにはドゥマムゥが根負けし、カエシリウス率いるゼロッツを連れ地球からさり二度と近づかないことを約束する。
暗黒世界から地球を守ることに成功したが、モルドは師に裏切られていたこと、今回は成功であったが禁忌を起こした報いは必ず返ってくると言い残し、立ち去ってゆく。
 

感想とか文句とか

 
とにかく映像美が素晴らしい!!公開日に3Dで観たんだけれど、ここまで3Dで観てよかった!!これこそ映画館で観る映画!!と感動しましたね。久しぶりに家で観たけれど、映画館での迫力すごかったなーと思い出しつつ。アカデミー賞の映像効果賞とってほしかったなぁ。(ファンタビが受賞しました)
例の事故のシーン、今までで最高で最大にすごい事故を演出したかったって特典映像であったけれど、8台のランボルギーニを使った(犠牲になった...?)らしい。落ちる瞬間にフロントガラスが大破して、手の甲にぐっさり塊が刺さるところを映してからの落下が本当に痛々しかった。。
 
ストーリーとしてはマーベルのこれからに密接に繋がってくる宇宙や多次元が舞台。ヒーローとして成長するまで、師の死、裏切りと闇落ち、圧倒的強さの敵ともうワクワクする要素しかない!!ロキがヴィラン側の魔術師であるのに対して、ストレンジはインフィニティストーンの1つ、タイムストーンまでも使いこなす魔術師ヒーローとなる。
 
ちなみに今作、MCUの時系列で言うと「シビル・ウォー:キャプテン・アメリカ(2016)」と同時期に進行しています。ストレンジがパーティーに向かう途中で事故に遭いますが、あの道中ビリーの電話で急患の情報を聞くところ。
 
ビリ『 35歳  空軍大佐。脊髄損傷により~』
スト「他に回せ。時間の無駄だ」
 
これ、35歳空軍大佐はウォーマシン(ローディ)がシビルウォー空港での戦闘でヴィジョンのビームを誤ってくらって重症になるところ。今後一緒になったときにチラっとその話も出ることを期待。
ストレンジは公開時に爬虫類顔俳優のオンパレードって言われていたのも印象的。魔術メインだからかなり合ってはいますけど(笑)
 
ミラー次元での戦闘は圧巻だったし、私はオープニングのエンシェントワン無双のところが大興奮でした!!ミラー次元のシーンは「インセプション」に似ていると言われるし私も思ったけれど、個人的にはインセプションの50倍こっちがすごいと思ってます。(技術やらいろいろあるけれど好みとして)
ラストのドゥマムゥ戦、姿形のない概念のような敵に対してどうするのかと思ったらまさかの根負けw死んでもしんでも時間を戻して舞い戻ってくるのはまさにトム・クルーズの「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でしかなかったですが(笑)
 
ストレンジは衣装もしっかりしててかっこいいし、六本木で開催していたマーベル展で現物の衣装も拝見しましたがマントも相当しっかりしてて。(アベンジャーズ初期のソーとロキのマントはフェルトっぽい生地に見えた...)インフィニティウォーでも重要な役どころになること間違いなし&11月3日に公開の「マイティ・ソー/バトルロイヤル(原題:ラグナロク)」にも出演することが明かされていますので今のうちに抑えておきましょう!!
 
ちなみにいつものおまけ映像ではソーとの対談で今後の地球における悪い傾向や魔術の力について話し合っているシーンが収録されています。(ソーがビールを飲む間もタイムストーンで飲んだビールを元の量に戻し、不審な顔をするソーが可愛い!ソー可愛い!)