映画「アトミック・ブロンド」ネタバレ - シャーリーズ様の必殺股〇決め!?

楽しみにしていましたアトミック・ブロンドォォオオ
予告編とポスターのビジュアルの美しさとスタイリッシュさにビビッと惹かれ、ムビチケ買ってわくわく。
公開1週間前に買ったけれど特典ももらえました♪
 

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裏にあなたのICカードを入れよう!!ってあるので社員証を入れます(躊躇い)
近年のスパイ映画で輝く「ジョン・ウィック」「キングスマン」「デッドプール」等々から出演の俳優に監督にスタッフが描く美しくも人間らしく強い!シャーリーを見逃さないで!(前置きから全力)
 
アトミック・ブロンド(2017)
 

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監督:デヴィット・リーチ
出演:シャーリーズ・セロン/ジェームズ・マカヴォイ/ソフィア・デブラ/ジョン・グッドマン/トビー・ジョーンズ 他
 
★★★★☆(4.0)
 

あらすじ

 
1989年ベルリンの壁崩壊を目前にしたドイツではKGB・CIA・MI6・DGSEの諜報員たちを中心にあるリストを巡る、目まぐるしい陰謀と騙し合いが起こっていた。
MI6の切れ者女スパイのロレーン(シャーリーズ・セロン)は10日前のある事件から始まり、自らを取り巻いた出来事をMI6とCIAを前に説明し始める...。誰も信じられない環境、誰が味方で誰が真の裏切り者なのか、最後に笑うのは一体...!!
 

ストーリーとネタバレ

 
ロレーンはMI6所属の凄腕女スパイ。その姿は全身痣だらけ、上司のグレイとMI6のカーツフェルド、マジックミラーの向こうのC(ロレーンの上官)を前に、傷を負った仕事の顛末を語り始める。
 
ベルリンの壁崩壊が進み始めた10日前、MI6諜報員のガスコインは東ドイツ国家保安省のスパイグラスからある腕時計に仕込まれたスパイリストを手にしていた。しかしKGBのバクティンに殺され、時計も奪われてしまう。
そのリストを取り戻すことと「サッチェル」という名の二重スパイの解明と処刑をCはロレーンに命じ、早速ベルリンへ向かう。ロレーンはかつてガスコインと親しい関係にあった。
 
ベルリンでMI6のベルリン支局に長く務めるパーシヴァルと協力するように言い伝えられ、尾行や拉致の手を振り切り合流する。パーシヴァルとは手をとる仲ではあるが、互いに秘密を持ちつつ互いに知らせぬ策を講じていた。またパーシヴァルはスパイグラスと接触した際、彼はずば抜けた記憶力の持ち主でありリストの名は全て覚えていることを知る。
 
盗聴し合い、疑い合いを繰り返しある夜ロレーンは自らを尾けていたデルフィーヌと親しくなり、身体の関係を持つようになる。心を許したデルフィーヌはロレーンに、パーシヴァルのある秘密を明かす。
 
抜け駆けしたパーシヴァルはバクティンを殺し、リストを手にしたが全てを記憶しているというスパイグラスを消す必要があった。パーシヴァルはリストの件は伏せ、ロレーンにリストよりスパイグラスを守ろうと焚き付け、ベルリンの壁崩壊のデモに乗じて東側へ連れ出す計画を立てる。
死角に潜むスナイパーからスパイグラスを守りながら進むも、混乱に乗じて彼を撃ったのはパーシヴァルだった。スパイグラスの安全を優先しながら踊り階段での激闘を繰り広げるロレーン。敵を振り切り車で逃げた矢先に衝突され、足を挟み逃げ遅れたガスコインは海に沈んでいった。
 
パーシヴァルは裏でKGBのプレモヴィッチ(バクティンの行方を探しリストを求めている)とも繋がっていたことをロレーンはデルフィーヌからのリークで知る。パーシヴァルは余計なことを知るものを始末しはじめ、遂にはデルフィーヌをも手にかける。フランスの諜報部員である彼女とも裏で繋がっていたのだ。
一足遅く辿り着いたロレーンは彼女の変わり果てた姿から憎悪をも抱え、高飛びをしようとしていたパーシヴァルにトドメを刺しに行く。「あなたがサッチェル」と言い残し、腕時計を得てミッションを完了する。事の顛末を説明し終わると「今回のことは全て無に帰す」として全て忘れることをCに命じられる。
 
ブロンドの髪とは打って変わり黒髪に赤いコートをしたためたロレーンはある男に会い、腕時計を差し出す。その男こそKGBのプレモヴィッチ、ロレーンはやはりサッチェルでKGBとMI6を股にかけていたと思ったところ、「パーシヴァルから君の素性については聞いた、時計はいただく」と言って殺し屋たちを召喚するも、全員が返り討ちに遭い、その時計も偽物であった。
 
ブロンドの姿に戻ったロレーンが乗った専用ジェットで待っていたはCIAのカーツフェルドであった。腕時計も彼の手に渡り、談笑を始める。ロレーンはヨーロッパを代表する諜報機関を股にかけたスパイであったのだ。
 

感想とか文句とか

 
全編シャーリーのPVと言っていいほどにため息しか出ない美しさとかっこよさ。アクションもゴリゴリにこなしていて、開始5分での全見せ氷風呂シーンに「きゃっ><」となりながらも、綺麗なお顔も身体も全身傷だらけ痣だらけの痛々しさと、その痛々しさの中に見える「美」の強さが半端じゃなくて頭から引き込まれる。
 
終盤までロレーンの語り回顧の再現が続いていき、パーシヴァルが全てを得て去りゆく語りではこんなのってないよ...!まだ終わってないよね...と一抹の不安を抱きながらも、復讐をも心に秘めたロレーンの最後の一撃がスカッとしましたわぁ。
個人的にヒーローとかスパイには目的とか大義を出来るだけ見失ってほしくなくて、(人間みがあった方がいいのはもちろんだけれど)それが異性との性関係で揺り動かされるのが一番嫌なんですね。きちんと割り切ってどこか警戒はといて欲しくなくて。その点今作はパーシヴァルともそういう関係になることはなく、大人の関係を持ったのはまさかのデルフィーヌちゃん...!!!まだ幼い感じを残す彼女と関係をもち、徐々に情を移し始めるロレーンが愛おしいし本当にスパイ同士じゃなければと思ってしまう...。
他に出てくる男性陣ともキッパリ仕事の関係からの騙し合いの一辺倒で、余計な情事に本筋がずれなかった点は評価高い。(個人の意見)
 
アクションとしても申し分なくって、確かに強くて最高の肉弾戦が何度も繰り広げられるんだけれど、ちゃんと人間らしい弱さもあって。それはパーシヴァルとかデルフィーヌにも言えることなんだろうけど、戦った挙句に傷ついた分、負傷もするし痛手も負うしというリアルさが更にハラハラさせられるのが無敵ヒーローより面白い。
あと女性ならではのピンヒールを武器にしたり、的確に股間を狙って蹴りあげたりとその強さにも納得かつ急所を絶対的に攻める強さが素敵...。
スパイグラスをデモの中守って逃がすシーンで撃たれてしまうんだけど、西側に行くため見た目や服を変えさせたときに実は防弾チョッキとかなんか保険あるんでしょっと思っていたので普通に弱ってしまってまじか...と思いはしたけれど。あと最後まで戦った変なモヒカンみたいな男、車で逃げ切るシーンにも追ってきたのはお前はゾンビかwwと、ちょっと好きになった。(結果轢かれる)
 
銃撃戦より肉弾戦の方がやっぱり見応えあって好きだし、それだけ動くのにロレーンの服装も白と黒をベースにしながらもずっとオシャレで、ミニスカートにピンヒールもガンガン履いちゃう。TPOでメイクも変えているし、ファッション面やビジュアル面でも飽きさせない工夫にトキメキのため息が止まらない!!
 
終盤のサスペンス色が濃くなる現在の時間軸にもゾクゾクさせられる。あーーーーだからデルフィーヌと関係した翌日にあそこで会っていたのね!!やはりそういうことか!!憎い!(好き)
今まで白黒ベースだったロレーンがラスト前にブレモヴィッチに会いに行くときだけ黒髪+赤コートが映えるわ、映えるわ。からの流れはもうガッツポーズ(最高のミスリード)
 
息つく間もない美しさとテンポの良さにぜひ魅了されて欲しいし、あの美貌は映画館のスクリーンで観るべき。DVDも欲しい...。
確かにキングスマンやデッドプールのような軽快な残酷さ(血の吹き出し方とか刺し方とか)はあれど、今作はコメディには振り切っていないのでベースの雰囲気を保ったまま時折ふふっとなれる感じ。この辺の中ではアトミックブロンドが一番すきかな...!
それから本当にサントラのセンスが神がかっている。GOTG1に次いで好きかも、80年代ミュージックかっこいい…程よく全体を惹きたてる選曲はサントラちゃんと聴きこみたいところ!
 
新作ラッシュこなしたらもう1回行きたいなぁ。私女だけどシャーリーズおねえさまに抱かれたいよ()