映画「ピーターラビット」ネタバレ感想 - うさぎと人間のガチバトルコメディ!★続編決定★

【追記】20180619 続編決定情報を最後にちらりと。
 
こんにちは桜江です、清々しい天気だったのでふらっと映画館に立ち寄りました🐰
うさぎのアニメーション、イラストで一番有名なのはやはりピーターラビット。全く知らない、という人の方が少ないのでは。今回はそんなピーターラビットが初実写映画化となった作品です!
 
ピーターラビット(2018)

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監督:ウィル・グラック
出演:ローズ・バーン/ドーナル・グリーソン/ジェームズ・コーデン(ピーターの声)/マーゴット・ロビー(フロプシーの声)/エリザベス・デビッキ(モプシーの声)/デイジー・リドリー(カトンテールの声) 他
 
 
おすすめ度
★★★★★★★★☆☆
・動物がすき、癒されたい
・うさぎが好き、飼っている
・動物と人間が繰り広げるコメディが見たい
・異種バトルが好き
 
こんな方におすすめの一本です。 

あらすじと前知識

イギリスで最も美しいとされる湖水地方。そこには多くの野生動物が暮らしており、画家を目指しているビアは動物達を尊重しながら生活していた。ビアの隣家のマグレガー家の作物を狙うピーターと兄弟たちは、両親を亡くしていた。果敢に食料を集めるピーターたちの元に、あるマグレガー家の人間が立ちはだかり...?

 
かつて我が家にも正方形サイズの絵本がありまして、それからピーターラビットの原作者である「ビアトリクス・ポター」の伝記映画「ミス・ポター」を過去に観たことがあるので、それを思い出しながらの鑑賞でした。「ミス・ポター」では、実写ではなく、ポターの描くうさぎたちがアニメーションとなって浮かび上がり動くシーンがあります。あちらもピーターラビットの始まりの1つとして観てみることもおすすめします!
 
ちなみにコチラ。レニーセルウィガーが主演です。

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あらすじとストーリー(以下ネタバレあり)

ピーターラビットは、野生動物が多く暮らすイギリスの湖水地方で仲間達と平和に暮らしていた。ある1点、マグレガーさんのお家に作物を奪いに侵入するときを除いては。
兄妹の一番上であるピーターには、3つ子の妹たち(フロプシー、モプシー、カトンテール)がいて、従兄のベンジャミンも一緒に暮らしていた。
 
地下に巣のある木のそばに住むビアは、野生動物たちの味方でいつも彼らを気にかけてくれていた。ビアの家の隣に住むマグレガーのお爺さんはかなりの頑固者で、野生動物たちのことも目の敵にしていた。ピーターたちはお爺さんに自分たちの父親が囚われ、パイにされた悲しい経験があった。
懲りずにお爺さんの畑に盗みに入るピーターだったが、お爺さんに捕まったと思った矢先にお爺さんが急死してしまう。家主がいなくなったことから、近くに住む野生動物たちで毎日のようにパーティーをしていたが、その暮らしも突然終わりを告げる。
お爺さんの親族に当たるトーマスマグレガーがこの家の相続権を持っており、おもちゃ屋の昇進を得られなかったことから暴れたために休職となり、お爺さん家を改装しおもちゃ屋にする計画を目論んで下見に来たのだった。そしてそのトーマスも野生動物たちを徹底的に排除しようとする。トーマスはビアと知り合い、徐々に惹かれ合う2人だが、野生動物に対する考えは合わず、彼女の前ではうさぎたちとも仲のいいように振る舞うトーマス。
 
しかしピーターは自由に畑に出入りできなくなったことに加え、母のように大切にしてくれたビアの愛情が彼に盗られてしまう不安にも狩られていた。
ビアと畑を取り戻すべく、ピーターはトーマスとの本格戦闘を仕掛ける。トーマスは用意していた感電装置や爆竹をも使用し、ピーターも全力で応戦する。外の様子がおかしいことに気づいたビアが様子を見に来ると、トーマスは体裁を保とうとする。そうはさせまいと彼の起爆装置を手にしたピーターはボタンを押してしまい、彼らの巣に大量に仕掛けられていた爆竹は大爆発を起こし、大木はビアの家目掛けて倒れてしまうのだった。トーマスとは喧嘩別れとなり、ビアは引越しを決意する。
 
寂しい想いはしたけれど、こんなことを望んでいたわけではない、ビアの幸せを奪いたかったわけではないピーターは、ベンジャミンと共にロンドンへトーマスを探しに行く。彼は元いたおもちゃ会社に復職していたのだ。
ピーターの言葉が分かるようになったトーマスは、彼らの説得とビアへの愛を諦めきれていなかったことから、仕事を投げ出しビアの元へ駆けつける。
モプシーたちがビアを引き止める作戦に成功していたため、引越しに間に合い、トーマスとピーターはビアに想いを伝える。ピーターは爆破スイッチを自分が押したことを伝え、ごめんねの気持ちをおでこを通して伝える。
 
再び共に生きることを選んだビアは、トーマスと、野生動物たちと共存し畑も解放し、みんな仲良く暮らしましたとさ。
 
 

手放しで心の洗浄を出来る一本

「可愛い」正直その一言に尽きる、そして悪者という悪者も出てこないので、比較的子供連れ等でも安心して観ることが出来ると思います。(字幕で午前の回を鑑賞しましたが、実際に小さいお子さんを連れた方も何組か見受けられました。) 耳でリズムをとったり、方向を指示したり、ウインクをがんばったり。自然と頬が緩んでしまう...。
かつて、ねこの「ごめん寝」画像が流行りましたが、今回のおでこをくっつけて謝るうさぎの姿の可愛さと言ったら...!!!!!
個人的に、このベリーの海で泳ぐ姿がとっても可愛くて大好きです。

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そして今回は新宿ピカデリーでの鑑賞、公開日翌日の初週末だったわけですが。もぎりのスタッフの方々がうさ耳を付けていらっしゃって...!!!(撮影許可とお顔隠させていただくことで許可頂いています)

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裏にいた女性スタッフの方も同じように付けていて、始まる前から癒されたので本当に感謝です。ピカデリーさんも贔屓にしよう...

CGの完成度と音楽と軽快にマッチした動物達のダンス

もうCGであるということを忘れるほどの動物達の自然な動きと表情の変化。同じ動物でもそれぞれにしっかり特徴が描かれていて、ファンタジーなんだけれどやり過ぎとは感じさせない。ミュージカル作品というほど歌やダンスのシーンが多いわけでもないので、コメディと癒しベースにミュージカル要素もちょこっと加えたといった具合。
 
コメディ部分はみんなに笑える箇所があったんですが、朝が来ることにノイローゼ気味にキレ芸をかましているニワトリが個人的MVPです。(笑)
 

トーマスとピーターのガチバトル具合がヤバイ

ここまで笑わせてもらうとは、と何度も大きめの笑いも起こった今作。中でもトーマスとピーターの喧嘩というより戦闘に近いやり合いは、動物愛護団体は大丈夫か?とも思えるほど。笑
トーマスは鍬などで応戦するだけでなく、痺れを切らして電気ショックや爆竹まで用意するほど。ピーター達はピーター達で、蹴るわ飛びかかるわ感電し返すわ、畑は荒らすわ、と。(まぁこれが農家とかだと実際のところ、野生動物だから仕方ないわよ~とは言ってられないだろうし。難しいところですね...)
可愛らしい喧嘩に収まらないところは、いっそどちらも応援出来て、こいつ...やりよる...!!感がとめどない。どちらも容赦ない。
 
 
そしてエンドロール後に、公式ウェブで募集されていた一般の方の飼っているうさぎの写真をひたすら流す演出がありましたが、あれは賛否両論のようですね。可愛いのだけれど、まとめるのならもう少し練ってもらうか、それこそウェブの公開でよかったのではないかなぁと思いましたね。画像を流すのであれば、それこそ原作者のポターさんや、ピーターラビットの原画、絵本を見せてほしかったかな。
とはいえ癒し、笑い、涙と盛り沢山に楽しませてもらったのは事実なので、自信を持っておすすめできます!
 
 

続編の製作が決定!!!!

 ピーターラビット、続編の製作が決まったようです!!!
次作の公開は2020年2月予定!!
この公開予定はアメリカの日程かもしれませんが、2年経たずにまた元気なピーターたちに出会えるということ!!更にパワーアップした彼らに期待しましょう(*´∀`*)