映画「ネイビーシールズ」ネタバレ - シールズのサーフィンに癒されたい日

以前「アメリカン・スナイパー」を観てからネイビーシールズも観たいなぁと気にしていたのでいよいよ。改めて一応、ネイビーシールズとはアメリカ海軍の特殊部隊で複数のチームで構成されているんですねー。
 
 
ネイビーシールズ(2012)

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監督:スコット・ウォー/マイク・マッコイ
出演:ローク・デンバー/ロゼリン・サンチェス/ジョイソン・コットル 他
 
 

あらすじ

 
家族ぐるみでの付き合いもあるネイビーシールズの「チーム7」はローク大尉が率いていた。皆で休暇のバカンスを満喫する日々を終え、コスタリカの麻薬カルテルに監禁・拷問を受けているCIAエージェント・モラレスの救出任務を下される。
やがて1つの救出作戦は麻薬裏組織とテロリストをも巻き込む陰謀へと繋がってゆく…
 

ストーリーとネタバレ

 
休暇をチームのメンバーとその家族で過ごす、ローク大尉率いるチーム7。これまでも数々の任務をこなし、絆を深めていた。休暇明けの任務が任命され、コスタリカへ向かう一隊。麻薬カルテルに潜入していたCIAエージェントのモラレスの救出を目的としていたが、救出したモラレスから麻薬カルテルとイスラム系テロリストの関係について示唆される。
詳細を探り、本元を抑えるためにシールズは大ボスのクルーラーに急襲し、敵に尋問をすると、別のテロリストがテロの目的地はアメリカ本土の各地であると吐く。
 
テロリストらの本拠地を突き止めたシールズはアジトへ向かい、現地の特殊部隊と連携し、シールズ死闘の戦いとなる。しかし優勢に持ち込んだそのとき、投げ込まれた手榴弾から仲間を守るためにローク大尉は自らが犠牲になることで大義を果たすのだった。
軍隊流の葬式を執り行い、ローク大尉は厳かに見送られ、残った隊員はその想いを継いでいくのだった。
 

感想とか文句とか

 
 
今作の一番の見どころ!アメリカ海軍の全面協力の元、出演者にも現役ネイビーシールズの隊員に実弾も使用し、本物の艦隊まで使用するというガチっぷり!!他の戦争映画や軍隊アクションとはけた違いのリアルさが良いですなー。
 
最近のアクションだって撮り方も、俳優の役の作りこみもすごいのだけれど、あの緊迫感と細かなリアルさというか、「ひぃぇええかっこいいいい」と自然に口を出てしまう。
人質救出に潜入して「Clear!」と言ってもすぐに視線や銃口を切り替えるのでもなく、陸から川から攻め、スナイパーの川辺での一発射撃を水中からそっと顔を出し、音を出さずに始末するところとか。水中に潜んでいた艦隊が出てくるところに、ものすごいナイスタイミングで援護に駆け付け、総攻撃で一掃するシーンなんて鳥肌ものですよ。
 
あと敵だけれど冒頭のテロリストの目的のためならば他の人間、女子供も関係なく感情のないような冷徹さが恐ろしくてゾッとしたというか。そこあなたの標的が近づくまで大勢の子供たちがアイスクリーム屋さんに駆け寄っていたばかりだったのに…アイスなんて普段食べられないような描写なのに迷いなくまとめて命を奪うという面ではヴィランのカリスマ性とも言える気持ちがある。
 
それから、ローク大尉が終盤で手榴弾から仲間を守るため、自らが犠牲になり手榴弾に覆いかぶさったために皆を助け、殉職するんだけれども。このお方妊婦の妻を残してきたところといい、ひたすら死亡フラグが経ち続けていたから分からなくはないんだけれど。このシーン、「キャプテン・アメリカ:ファースト・アベンジャー」でも描かれた、「正義の象徴」としてよく表される行動なんですね。(キャプテンは上官のテスト)あれには相当グッときて毎度泣けるくらいなんだけれど、実際にこの結果亡くなってしまうのは痛いというかうわぁとなってしまうというか。。
その後の葬式のシーンが尺持つのは、戦争映画や軍隊モノにはお決まりなんだろうけども、若干長いというか。今回の話に沿わせるならもう少しうまいことまとめてほしかったなぁ感があるような…。アメリカンスナイパーは実話とラストの塩梅と、エンドロールに乗せた感じが綺麗にまとまっていたと思うんだよなぁ。
とはいえ、やはり本物感たっぷりで重厚感のある映像は一見の価値ありです!