MCU18作目となる「ブラックパンサー」の公開！！待ちに待ったよ！！！！MCUファン待望の4月27日公開「アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー」直近の作品ということもあり、シビルウォーでの高貴な立ち振る舞いといい期待値上昇しまくりでしたが見事にやってくれました！！！
ブラックパンサー(2017)
監督：ライアン・クーグラー
出演：チャドウィック・ボーズマン/マイケル・B・ジョーダン/ルピタ・ニョンゴ/ダナイ・グリラ/マーティン・フリーマン 他
おすすめ度
★★★★★★★★☆☆
※この記事では「アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン」「キャプテン・アメリカ／シビルウォー」の内容ネタバレにも触れています！
未見の方は注意、というかブラックパンサー行く前にぜひ観て！！先に観ちゃった人は上記作品おさらいして復習鑑賞へいざ！！
でもシビルウォーを観る前には前作となるキャプテンの１(ファーストアベンジャー)と２(ウィンターソルジャー)も観て...止まらないオタク...
ブラパン陛下のおさらい
※アベンジャーズ作品のネタバレあり
主役を務めるブラックパンサー(ティ・チャラ陛下)がマーベル作品に初登場したのはキャプテン・アメリカの「シビルウォー」。「アベンジャーズ／エイジ・オブ ・ウルトロン」でのソコヴィアの街を巻き込んだ戦闘以降、世界のために力を使い支援活動を行う中、ワカンダ人を含む民間人を巻き込む被害を生んでしまった。これを受けて国連、世界ではアベンジャーズを民間組織として野放しでなく管理すべきという「ソコヴィア協定」の取り決めがウィーンで行われようとしていた。取り仕切るのはティ・チャラの父にあたり国王でもあるティチャカ。しかしその演説中、国連を襲ったテロが起こり国王は亡くなってしまう。ジモの工作により犯人は「ウィンターソルジャー」であると報道され、ティチャカは彼を手にかけるべく復讐を決心する。…という流れから復讐を果たすべくウィンターソルジャー(バッキー)を追うこととなり、その中でキャプテン御一行を捕らえたいアイアンマンたちに意図せず協力する形になり、アベンジャーズメンバーと関わるようになりました。が、バッキーのテロだと思わせたのは真ヴィランの策略であり、その真犯人に手をかけようとするも、復讐に囚われてそれを原動力に生きるしか出来なかった男、過去の過ちを認められず本来の仲間までも傷つけあうアベンジャーズの面々を目の当たりにした陛下は「もうこんなことはやめよう。復讐など繰り返すだけで終わりなどない。であるならば復讐の芽は私で止めよう。お前も生きて償うのだ」と、とんでもない高貴あふれるカッコよさを見せてくれましてん。シビルウォー公開後のどっち派論争に並ぶほど、陛下のかっこよさに全てを持っていかれたという声が多くて、初登場にして一気にファンを掴んだヒーローであり国王の母国のお話です！！
ちなみに本作で繰り返し出てくるヴィヴラニウム。最強であり最古の鉱物と言われておりキャプテンアメリカのシールドもヴィヴラニウム製なんですね。前はキャップのシールドに使ったのが最後とかなんとかなるあったはずだけれど、まぁ実は…という秘密が。
今作のあらすじとネタバレ
はるか昔、アフリカに隕石が落ちたことがあった。それはヴィヴラニウムという鉱物であり、それを地に植え付けたのがワカンダ国であった。その特殊で恐ろしい性能を国内にとどめるべく、ワカンダは密かに先進国をも抜きんでた技術の国となっていた。
元国王ティ・チャカが若かりし頃、世界の情勢を知るべく各国にスパイを送り込んでいた。チャカの弟であるウンジョブは、アメリカでの現状とワカンダのギャップを感じるうちに本国への裏切り行為を働き、またアメリカで子供ももうけていた。ウンジョブの元に送っていたズリも実はワカンダのスパイであり、二重スパイの結果裏切りはバレ、逆上するウンジョブを諫める中でウンジョブの命を奪う結果となった。
父を亡くしたことにより国王となる儀式を行うため、他国でスパイとして活動していたナキアを迎え、母や妹で科学者のシュリたちと儀式の準備を進める。ボーダー族、リバー族、マーチャント族、マイニング族、ジャバリ族の5つの種族で成るワカンダノうち、エムバクが主導するジャバリ族だけが独自に活動をおこなっていた。ジャバリ族との決闘を制し、正式に国王と認められブラックパンサーの力を得た陛下。
しかし韓国の美術館でヴィヴラニウム品が盗まれたことを知り、怨念のクロウを捕らえるべく陛下一行は韓国へ向かい、その先でCIA捜査官のロスと出くわすこととなる。武器も車もヴィヴラニウム製で立ち向かうワカンダチームと共にクロウを捕まえ、CIAに協力するフリの陛下たち。
しかしキルモンガーにクロウを奪われてしまう。キルモンガーはかつてCIAに所属していたスパイであるが、その正体はティ・チャカの弟のウンジョブの残された息子ウンジャダガであった。父の胸元にブラックパンサーの爪痕があり、手にかけられたことに気づきずっと復讐をもくろんでいたのだ。またその立場から正式な王位継承の権利があるとし、陛下との決闘を申し込む。決闘の末に迷いを取り払えない陛下は崖から突き落とされてしまい、ウンジャダガは王となり世界の弱者にワカンダの武器と技術を広めようとする。またブラックパンサーの力を得るハーブの花を全て焼き払うように命じたのだった。
このままではワカンダの未来までもが危ないと悟ったティ一家は死守した一輪のハーブの花をジャバリ族のエムバクに渡し、王位を取り戻してほしいと懇願する。しかしエムバクが案内した先には瀕死状態の陛下が保護されていた。ハーブを飲ませ、ブラックパンサーの力と一命をとりとめた陛下はワカンダの未来を救うため、ウンジャダガとの決戦に挑む。
国中を巻き込む戦いになったところをジャバリ族の援軍もあり、ロスに遠隔航空操作を任せ、陛下は立場とワカンダと世界の未来を優先する強さを発揮したことで決着をつけ、王座を取り戻した。
捉われる道は望まないが、幼い頃父に何度も聞かされた「ワカンダは美しい国だ。世界で一番美しい夕焼けが観られる、なんてそんなお伽噺信じてたなんてバカだよな」の言葉を受け、夕陽の見える崖までウンジャダガを連れる陛下の人となりは国王さながらのものであった。
その後、ウンジョブが息を引き取ったビルと近隣の建物を全て買い取り、ワカンダ初の国際支援センターを始めるぞ、とシュリと意気込みステルス機を下す陛下には国民と家族という守るべきものを背に、国王としてまた一回り大きな男となったのだ。
ティ・チャラという高貴であり人間臭い人物
初顔見せとなったシビルウォーでの陛下はとにかく高貴で国王という立場と立ち振る舞いをわきまえた出来た大人というか。熱くなるときがあっても、それは信念があるからだったし、その熱も勢い任せではない神対応の人で。その陛下の更なる内側を初めて見られるのが今作だったわけだけれど、思った以上に(いい意味で)人間臭い人で、もっと好きになった。王にはなったけれどまだまだ道を迷っている部分もあり、家族と国を一番に守りたい気持ちと、これまでワカンダで築き上げてきたものを守るべきなのか、外の世界に触れたことで知った現状のために我々が出来ることがあるのではないかという葛藤も非常にうまく描かれていたかと。完璧な人間なんてやっぱりいないんだなと思ったし、その上で自分なりの「国王」の理想像を見つけていく人となりは惹きつけられることこの上なき。
恋愛はやはり不器用なようで、それでも幼馴染で元カノのナキアちゃんと元サヤに収まってくれたのにはほっこり。そしてまたその恋愛が陛下の単独作の本筋の邪魔に全くならないという素晴らしい匙加減！！！！
ワカンダという国と技術の美しさ
前回のバッキーおやすみのラボと大きなパンサー像くらいしか明かされていなかったワカンダ国をどう見せるのかも期待していた点でした。一見(マイティ・ソーの)アスガルドのような美しさと欧風な雰囲気もありつつ、ラボや列車のあたりはGOTGにでも出てきそうな次世代感溢れる映像に、「銃が時代遅れ」という国で使いこなす槍や技術品のスタイリッシュさにはアイアンマンをも超えるワクワクさを兼ねそろえていましたね！
サンダル状態の靴に足を乗せただけで自動で靴になって履ける技術とかやばくないですか。ウン年前にバックトゥザフューチャーで自動靴紐締めが描かれ、何年もかけてやっとナ〇キさんがその技術を得たと思ったらもうコレよ！！ワカンダフォーエバー！
ヴィヴラニウムって鉱石の状態とシールドの状態しか知らないし鉱物ってそういうものだと思っていたので、服も街も技術も武器にもヴィヴラニウムは使われているって事実にはびっくり。服に織り込むって何！？と思いながら観てましたし。もうチートでは。まぁそのくらいしないとサノスに太刀打ちできそうにないんだけれども…
そういえばオコエはシビルウォーで陛下をお迎えに上がっていた彼女でしたね。
ついでにこの後ろにいるのってシュリちゃんかな？？こんなところまで来ていたのだろうか・・？
巻き込まれロスの可愛さisプライスレス
もうこれ以上語ることはあるまい。前作シビルウォーにて、ジモを捕らえ「さぁお前が暴れたらいっぱい痛めつけてやれるぞ！好きなだけ暴れてくれていいぞ！ﾌﾝｽ」してた可愛い捜査官ですね。（国務長官のロス長官とは別人ね。向こうはもっとおじいちゃんですし）
音楽も俳優もアフリカ系でガッツリ固めてきている画も迫力と勢いを感じられてすごく良いのだけれど、そこに放り込まれた(比較的)小柄な白人というのがまたミソ。ロス適応力も高くてしっかり責務もはたしていて本当に好感持てる。ぜひIWでも活躍してほしい所存。
特に陛下実は生きてたー！さぁ早く儀式を！ってところで、（一国に伝わる儀式だから元々は本当に限られた人物しか知る、見ることを許されないんでしょう）普通に儀式するのを眺めてるロスの隣で何も言わず背を向けるエムバクと、その様を見て「あっこれ見ちゃだめなの？」ってそそっと自らも真似するところ、もう最高に好きです。
ワカンダクロスするところも撃墜成功して「やったぞーーー！」してるところも良かったですね。固くなりがちなところをシュリちゃんとロスがいい感じにほぐしてくれたので中だるみすることもなかった。
第2の目玉と言っても過言ではないEDおまけとMCUお馴染みのアレコレ！！
(絶対に鑑賞後に読んで！！！！！！)
まず第1のおまけ。
陛下がウィーンで会見を開き、「今まで我々ワカンダは世界との関係を繋ごうとはせず、技術を保ってきた。だが今後は世界のためにこの力と技術を与え、支援する」ざわつく会見場、ある記者が代表して問うシーン。
記者「しかしワカンダなんて農業国が我々に一隊何を支援すると…？」
陛下「ニタァ」
ロス「ﾄﾞﾔｧｧｱｱ」
何だ！？なんなんだこの可愛さは！？！？ロスのどや顔の癒し力が半端じゃないし陛下のしてやったり顔の愛おしさが限界突破でもうしんじゃうよ。。。
そして第2のおまけ。と行く前に、上映途中より、いや公開前より気になっていたあの人。そう気になっちゃうあの人。マーベルのスリーピングビューティー。バッキーバーーーーーーンズ！！！！！！シビルウォーの最後でヒドラの洗脳から抜け出す確実な方法が分かるまで冷凍保存されるよ。ってことでワカンダに匿ってもらったんです。
（今考えたらキャップとバッキーは本当によくワカンダに連れていってもらえたよなぁ）
しかし以前のコミコンだか何だかのインタビューでのこの発言がありまして。
セバスタ(バッキー)（ひげもじゃもじゃ）「ブラックパンサーには出ないよ！」
アンソニー(ファルコン)「今のお前を見たらそんなの分かるよ」
だからまぁ本編には出ないとして、ED最後の最後のところでバッキーかせめてキャプテン出してくれないかなぁ。こんな一国の未来を争う壮大な戦いが繰り広げられているというのに、例のラボではバッキーﾁｬﾝはスヤァしてるの可愛いが過ぎるのでは？ラボ爆破されたけどバッキーは安全なのか？？なんて考える余裕がちょっとあったんですけど。
そして件の最終おまけ。ワカンダの子供たちがテントで寝る男を囲みニヤニヤ見ている。ﾜｰ起きたぞﾆｹﾞﾛｰｷｬｯｷｬｯ シルバーウルフだーﾜｰﾜｰ
との黄色い歓声(？)の中、登場してくれたのが我らがバッキー！！！会いたかったよバッキー！！冬眠中に痩せたね…ブルーベリー買ってたときお顔ぷっくりしてたもんね。髪の毛もお髭もふわふわで可愛いじゃない。ありがとうマーベル・シネマティック・ユニバース。ありがとうブラックパンサー。ありがとうケヴィン・ファイギ。
スパイダーマン：ホームカミングでのおまけキャップで「ﾋｬｯｯ」て声を出してしまったので、今回はキャップだろうとバッキーだろうとぐっと堪えるぞって思っていたのに、いや、思っていた余り「ﾝﾌｯ」て声だけ出てしまったですよ…オタクつらい…
ちなみに原作者のスタン・リーじいさま。今作も元気なお姿を見せてくれてほっこり嬉しいですよ。ここ暫くセリフが増え続けていたけれど、今回は久しぶりに少な目でしたね(笑)
そしてちゃっかりクロウが出てきたのにはびっくりしたしちょっと笑った。確かに腕はなぎ落とされたけど死んだ描写はなかったもんな。。結局死んじゃったけどさ。。あのクセがありながら、悪者なんだけれど正当な権利としてヴィヴラニウムの力を得たいという正統派ヴィランというのでしょうか。そういうところは結構好きです。
そしてもう１つどうしても気になることがあるんだけれど、クロウを捕らえてCIAの施設に連れ込んだ時、背後にある画面が映し出されているんだけれどあそこに出ている写真ってもしかしてもしかしたらキャプテンではスティーブではないですか？？？一応逃亡中な扱い中のはずだし。だとしたらあの写真すでにお髭モードに見えたけれども。ちょっとまだ2回目行けてないので未確認ですが！！キャプテンだったらいいな！！！！！
そして上映前に高まりすぎて泣くんじゃないかと思った「アベンジャーズ／インフィニティ・ウォー」のトレーラーもブラパン公開に合わせてながれているので要チェックです！！！
